透明アンサー
世の中勉強・勉強・・・・そんなに勉強が大事か・・・?
俺にとって、勉強はただの暇つぶしでしかない・・・・
100点とるのもあたりまえの行為だ、普通なのだから・・・・何故皆そんなに悩む
それがわからない。
「えっ!シンタロー君また100点、すごいなー」
「あたりまえだよ、君は?」
俺がそう聞くと、予想外のことばだった。
「4・・・・45点」
-ありえない
「私って、バカだからさ」
彼女はそう言って笑った、何で笑うんだ、俺にはわからない。
*
屋上に俺はいた、ここが一番落ち着く。
すると、首に赤いマフラーがかかる。
「死ぬのはだめ!!それじゃあほら、つまらないよ」
彼女はそう言ってまた笑った、わからないよ・・・・何で笑うの?
「嫌、死のうとしてないけど」
「えっ!!ごめんね、はやとちりで!はやく助けないとと思ってね」
すると、彼女はポケットから、折り鶴をだした。
「何これ・・・?」
「願いごとを神様に呼んでもらえるんだよ」
「ふぅん」
「シンタロー君もやる?」
「僕はいいよ」
そんなの届きやしないよ
*
何年たっても、あいつは隣にいた、クラス替えをしても、
初めてあいつが学校にこなかった。
今日テストかえってくるのに・・・
「遅いな」
-休むなんてめずらしい
すると、近くの女子が泣きだしていた。
おかしいと思ったんだ、君が休むなんて・・・・
その女子は、花を抱えていた。
*
どうして、君が死んでしまったのか、わからない、ずっと笑っていたのに・・・・
屋上に俺はいた、すると、折り鶴があった、その折り鶴を開くと・・・・
「んだよ・・・・」
俺は笑って、泣いてしまった。
『 シンタロー君 大好きだよ 』